「目先の快楽」に勝つヒント

先日書いた記事の続きです。

目先の快楽 vs 未来の幸せ

ノーベル経済学賞を受賞したトーマス・シェリングによれば、人間は「目先の快楽(目の前のチェリーパイとコーク)」「未来の幸せ(引き締まったボディ)」を共有するものだが、両者のうち「未来の幸せ」を選択すべきだといいます。

その理由は、以下の通りです。
「未来の幸せ」の方が長い時間をかけて得たものだから、満足感も持続しやすい。一方、「目先の快楽」は、すぐに手に入るものだから、すぐ満足してしまう。そしてちょっとしたらまた求め始めてしまう。
したがって、「目先の快楽」を選べば、「未来の幸せ」は得られないし、その後すぐ「目先の快楽」も欲しくなる。両方欲しくなるのだ。一方、「未来の幸せ」を選べば長続きするから、「目先の快楽」をなんとかすればいい。

「目先の快楽」に対処する方法

具体的にはどうするのでしょうか。
『幸福の習慣』(ディスカバー・トゥエンティワン)では、こう書かれています。

人間は”何かを行った直後に得られる利益”がはっきりと見えた方が、行動を変えやすいのです。

同書では、運動する気持ちが起きなければ、こんな事実を思い出してみると良いと進めています。

「たった20分の運動をしただけで、運動後12時間は前向きないい気分が続く」という事実を思い出す

「未来の幸せ」は長い時間をかけて得るものですが、ちょっとやっただけで得られる小さな満足感に分解すると、取り掛かりやすいかもしれません。

一方、やらないほうがいいことを避けたいときにはどう考えたら良いのでしょうか。
その場合、「何かを行った直後に得られる損・嫌なこと」を思い出させれば良いはずです。その損・嫌なことを避ければ、いいことにつながるわけですから。
ですから、たとえば資格試験の勉強中、気持ちがクサクサしてきて、ジャンクフードでも食べ尽くしてやりたいと「目先の快楽」の快楽に囚われたら、こう考えてみると良いでしょう。

あんたはポテチ開けたら全部食べるでしょ?チョコパイも全部食べることになるよね。それでこの間、胸焼け起こして気持ち悪くなったよね?
今日は止めておいたら?一日スッキリしたままでいたいでしょう。

このような場合に効果的なのが、科学的な知識だったり、昔からの知恵だったりします。
あらゆる手立てを尽くして、「目先の快楽」を求めるもうひとりの自分を説得し、「未来の幸せ」を選ぶようにしましょう。この選択を意識せずともできるようになれば、つまり習慣化すれば、理想のスタイルも資格試験合格もそう遠くはないでしょう。

一緒に頑張りましょう!